» 2013 » 1月のブログ記事

マイコプラズマ肺炎に罹患したことを機会に,調べたことを忘備録としてまとめておく。

マイコプラズマは,ここ数年で,定番と言われたクラリスなどのマクロライド系の抗生物質が効かない耐性株が急激に増えているとのこと。現状90%が耐性株という話もある。それでも,現状治療のガイドラインではマクロライド系が第一選択薬になっているので,最初はクラリスが投与される場合が多い。そして,クラリスを投与して48時間経過しても改善が見られない場合,ジェニナックなどのニューキロノン系かミノマイシンなどのテトラサイクリン系の抗生物質に切り替えることになる。なお,原理的に,テトラサイクリン系は耐性にはならないらしい。

しかし,子供への投薬は選択肢が限られてくる。ニューキロノン系は基本的に子供には使えず,ミノマイシンを乳幼児に使うと歯が黄色くなるという問題があるからとのこと。我が家がお世話になっている小児科専門医は,8才以上ならばミノマイシン,それ以下ならばごく最近出たオゼックス小児用を使うとのこと。

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