» 2016 » 7月のブログ記事

前の記事で,DPT-S1の同期は,ファイルを失う可能性があるため,使用していないと書いた。一方,ファイルの送信は利用している。

送信方法は至って簡単であり,送信したい文書を開いた状態で,ホームボタンの右側のボタン(メニュー)を押すと,以下のように,「送信」ボタンが表れる。

ScreenClip

送信ボタンを押すと,以下のように,送信先選択の画面が表れる。

ScreenClip

この画面には,送信先フォルダー(私の場合は,sony_send)の中にあるフォルダ一覧が表れる。送信したいフォルダを選んで「OK」を押せば終わりである。

私は,上記のようにmemoとevernoteの二つのフォルダを用意しておき,evernoteフォルダに送信した場合には,cloudHQというサービスを使って,evernoteへ自動転送するようにしている。

https://www.cloudhq.net/home_google_apps

cloudHQについては,また,別の機会に説明したい。

DPT-S1は,WebDAVを使ったファイルのアップロードと同期ができる。dropboxと同じようなファイルサービスとしてBoxが知られ,WebDAVによるアクセスも可能なため,Boxのアカウントを取得して,利用している。

https://www.box.com/ja_JP/front/

DPT-S1側の設定は以下の通り。

ScreenClip

Boxのトップディレクトリに,sony_syncとsony_sendを作っておく。アップロードようのフォルダsony_sendについては,その下に,さらにフォルダを作っておかないと,送信の際にエラーとなる。

取り扱い説明書には,同期の「ヒント」として

  • [サーバー設定]や[ファイルの保存先]を変更すると,変更前の同期ドキュメントは本機から削除されます。変更をする前に,本機のドキュメントをネットワークドライブと同期しておいてください。

とある。これは,「ヒント」ではなく「注意」だろう。私は,このせいでドキュメントを失ってしまった。ドキュメントを削除する前に,少なくとも警告メッセージは必要であろう。

それ以降,大切な文書(とくに,手書きノート)を失いたくないので,同期は使わないようにしている。

日頃,Thunderbirdを使っているが,メールの本文を表示すると,既読になる設定がデフォルトになっている。しかし,うっかり既読にしてしまうと,返信を忘れたりといったことが生じていた。そこで,最近は勝手に既読にならない設定にして使用している。

具体的には,[ツール]→[オプション]を開き,「表示」の「詳細」タブにある「メッセージを自動的に既読にする」のチェックを外す。

既読にするには,”r”を押せば良い。スレッドがまとめて既読になる。

しかし,これだけだと,他のPCからIMAPでアクセスした際に,「受信トレイ」以外にフォルダをチェックしてくれない。そこで,詳細タブの一般から設定エディタを開き,次の設定変更を行っておくと良い。

  • 「mail.server.default.check_all_folders_for_new」を「true」に設定する。

この設定により,別のPCのThunderbirdでメールを読むときに,受信トレイ以外のフォルダについても未読件数を調べて表示してくれるようになる。

なお,設定エディタによる設定変更は自己責任でお願いしたい。

2年ほど前からSONYのデジタルペーパDPT-S1を愛用している。E Ink®社の電子ペーパ「E Ink Mobius」を採用し,紙のような感覚で,文書を読んだり,コメントを書き込んだりできる。

主に,論文などの研究資料を読むことと,手書きのノートとして使用している。書き心地については,以前,文字がかすれるなど,気になる点があったが,専用スタイラスを交換してもらってからは,そのような問題がなくなり,おおむね満足している。

スタイラスのペン先は,標準のフェルト替え芯(DPTA-PTF1)を使っている。試しに,ハードフェルト替え芯(DPTA-PTH1)を使った事があるが,消耗が激しいのでやめてしまった。画面には,フリクションシート(DPTA-OSF1)を貼っている。

欠点を挙げると,電子ペーパの表示速度が今ひとつ遅いこと,ネットワーク機能が貧弱なこと,そして,価格が高いことだろう。ネットワークについては,Webdav以外に対応が増えると有り難い。特に,dropboxやevernoteとの連携が望まれる。

ハードウエアについては,Wi-Fi以外に,Bluetoothによる接続があると,消費電力が抑えられて良いのでは無いだろうか。このあたりは,次期モデルに期待したい。

Mathjax-LaTeX

| Lifehack |

久しぶりのブログ更新。

LaTeXコマンドで数式が入力できるプラグインMathjax-LaTeXを入れてみた。詳細は以下が参考になる。
http://webshufu.com/mathjax-latex/

まず,記事の冒頭に

[mathjax]

を入れる。なお,上記のカッコは全角にしているが,実際は半角カッコとする。

そして,インライン数式の場合は

特性方程式\(s^2+s+s=0\)の根を調べる。

とすれば「特性方程式\(s^2+s+s=0\)の根を調べる。」のようになる。

ディスプレー数式の場合は

$F(s)=\int_0^\infty f(t)e^{-st}dt$

とすれば
$$F(s)=\int_0^\infty f(t)e^{-st}dt$$
のようになる。

あまりに簡単すぎて驚いた。

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